【危険】トランス脂肪酸とは何か?わかりやすく解説!

trans fatty acid

あなたはトランス脂肪酸という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

トランス脂肪酸とは、植物性油を加工する際に生成される成分を言います。

これだけではよくわからないと思いますので、後で詳しく説明します。

実はこのトランス脂肪酸、人体に悪影響を及ぼす可能性がある大変恐ろしいものなのです。そして、あなたは日常的にトランス脂肪酸を体内に摂津している可能性が高いです。例えば、朝食べるパンにマーガリンを塗って食べていませんか?あるいは、昼食にカップ麺を食べていませんか?疲れた日の夜ご飯にファーストフードで簡単に済ましたりしていませんか?

このような生活を日常的に送っているのなら今すぐ生活習慣を改めることをオススメします。なぜなら、実はこれら全てにトランス脂肪酸が含まれている可能性が高いからです。トランス脂肪酸を採り続けているとやがて重大な病気を発症する危険性が高まります。

そこで今回はトランス脂肪酸の危険性を解説するとともに、トランス脂肪酸を多く含む食品をご紹介したいと思います。

<目次>
1.トランス脂肪酸ができる仕組み

2.恐怖!トランス脂肪酸による悪影響

3.トランス脂肪酸を多く含む食品

4.まとめ

 

1.トランス脂肪酸ができる仕組み

trans fatty acid

動物性脂と植物性油の違い

油には脂肪酸という脂質の構成成分があります。

脂肪酸には「牛などの動物からとれる動物性脂の成分である飽和脂肪酸」と「ひまわりなどの植物からとれる植物性油の成分である不飽和脂肪酸」の2種類があります。

動物性脂の特徴は、脂が溶けるまでの温度(融点)が高く、常温では液体にならないことです。牛脂やラードが常温では固まっていて熱すると溶けるのもこのためです。よく「動物性脂は血液をドロドロにする」という噂を聞きますが、これは動物性脂の融点が高いため、人間の体温では低くて溶かしきれないためです。

反対に、植物性油の特徴は、融点が低く、常温でも液体になることです。あなたがいつも使っているサラダ油などの油が常温で保存しても液体のままなのはこのためです。よく「植物性油は血液をサラサラにする」という噂を聞きますが、これは植物性油の融点が低いため、人間の体温でも液体のまま血液中を駆け巡ることができるからです。

 

マーガリンが固形なのはなぜ?

前述で植物性油の特徴は、「融点が低く、常温でも液体になる」と言いました。あなたが常温で保存しているサラダ油なども液体なので異論はないと思います。ではなぜ、マーガリンは常温でも液体ではなく個体なのでしょうか?

マーガリンの主成分は植物性油です。おかしいと思いませんか?

実はここに大きな問題があります。

 

問題は加工段階にあった

実は植物性油には酸化しやすいという致命的な欠点があり、日持ちしないため長期保存ができません。これでは不便なので、水素添加という方法を使って加工し、植物性油の構造を動物性脂の構造に無理やり近づけるという作業を施します。これにより動物性脂のように個体で、酸化しにくくなって長期保存が可能なよく見かけるマーガリンへと姿を変えるのです。そして問題なのは、水素添加を使い植物性油の構造を変える加工により、自然界には存在しない成分が生み出されます

これがトランス脂肪酸です。

 

2.恐怖!トランス脂肪酸による悪影響

①脳機能を破壊する

実は私たちの脳の大部分は脂質で構成されています。そして、脳には一定量の良質な油が必要です。良質な油というのは魚などに含まれているオメガ3という不飽和脂肪酸です。この良質の油が常に脳に含まれることによって、私たちの脳は健全に機能しています。しかし、この良質の油が脳内で不足してしまうと、脳は悪質な油であるトランス脂肪酸で代用しようとします

このトランス脂肪酸が脳内で悪さをして脳機能を破壊し、アルツハイマーや認知症、ADHDを引き起こす原因の一つになることがわかっています。

 

②糖尿病を引き起こす

通常、私たちは米などの炭水化物から糖質を摂取し、それを体内で分解してブドウ糖に変えて血液を通して体中にいきわたらせます。糖尿病はこの糖質を体内でうまく分解できなくなる病気です。実は糖尿病にはⅠ型糖尿病とⅡ型糖尿病の2種類があり、Ⅰ型は遺伝によるもの、Ⅱ型は外的要因により引き起こされます。実は日本人がかかる糖尿病はⅡ型糖尿病が圧倒的であり、その数は年々増えていっています。

このⅡ型糖尿病の原因にもトランス脂肪酸が関わっているとされています

 

③太りやすくなる

先ほどトランス脂肪酸は人間が人工的に生み出したもので自然界には存在しない物質だと言いました。こういう不自然な物質は人間の消化機能ではなかなか処理しきれません。なので、処理できなかったトランス脂肪酸は内臓脂肪としてどんどん蓄積されてしまいます。これが内蔵型肥満であるメタボリックシンドロームを引き起こす原因の一つになります。

メタボはひどくなると心臓病などを発症させる原因になります。

 

3.トランス脂肪酸を多く含む食品

Foods rich in trans fatty acids

冒頭で示した通り、私たちが身近に口にしている食品の中にトランス脂肪酸を多く含む食品があふれています。これら全てを日常から排除することは容易ではないと思うのですが、先ほど挙げた病気にかからないためにもできるだけ摂取量を減らす努力は必要です。

次にあげるものがトランス脂肪酸が多く含まれている食品の一例です。

  1. マーガリン・ショートニング
  2. インスタント麺
  3. ファストフード
  4. ドーナツ
  5. 冷凍食品
  6. クッキー
  7. スナック菓子
  8. コーヒーフレッシュ
  9. ドレッシング
  10. 惣菜

いかがでしょうか?

あくまでも一例にすぎませんが、これらを毎日食べている方も多いと思います。外食や市販で買える油を使った食品にはもれなくトランス脂肪酸が含まれていると思った方がいいです。ちなみに、「うちはノンオイルのドレッシングを使っているから大丈夫!」という方はよく聞いてください。

実は、ノンオイルドレッシングにも油は入っています

ビックリされたかもしれませんが、ノンオイルドレッシングにも油が含まれています。どういうことかというと、国で定められたノンオイルの基準はドレッシング100g当たり0.5g以下ならノンオイルと表示して良いというルールがあります。なのでわずかではありますが、ノンオイルドレッシングにもトランス脂肪酸が含まれている可能性は十分にありえます。

 

4.まとめ

Summary

いかがだったでしょうか?

トランス脂肪酸は非常に恐ろしく危険な物質だということが認識してもらえたでしょうか?

自然界には存在しない物質だからこそ、体内に取り入れると様々な問題を引き起こします。実は多くの病気の原因はこのトランス脂肪酸が元になっているのかもしれません。また、肥満で悩んでいる方は実はトランス脂肪酸が内臓脂肪を増やす主因なのかもしれません。それほど、質の良い油と質の悪い油(トランス脂肪酸)には雲泥の差があります。トランス脂肪酸は私たちの身近に溢れすぎていて全てを排除するのは容易ではありません。

でも減らすことはできるはずです。私は良い油を意識して摂取することが健康への一番の近道だと考えています。それくらいどの油を摂取するかは大事だということです。

良い油に関する詳しい解説はこちらに書いているのでよろしかったらご参照ください。

最後まで購読いただきありがとうございました。

 

 

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