フィンランドの教育が真の世界一と言える8つの真実・理由

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インターネット上に「典型的なフィンランドの授業」というタイトルの動画がアップされていたのでご紹介。

フィンランドの校則

フィンランドの教育

 

世界トップクラスの教育水準

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国際学力比較調査「PISA」(主に15歳の子供達を対象とした学習到達度調査)で、常に世界トップクラスを維持し、何度も1位に輝いたこともあるフィンランドの教育。

フィンランドが教育に力を入れるようになったのには理由があります。きっかけは、1991年のソ連崩壊です。隣国ソ連への輸出に頼っていたフィンランド経済は最悪の状態になり、国がなくなる心配があったほど危機的状況に陥りました。
そこで、どうせ国にお金がないならもう教育に投資するしかないじゃないかという考えになり教育改革が行われました。フィンランドの教育が長年世界トップクラスを維持している最大の理由は学力の格差を極限まで小さくしたことにあります。

学力の格差を無くすというのは口で言うのは簡単ですが、実際に達成することはすごく難しいです。世界的に見たら教育水準が高いと言われる日本でさえ、教育格差があることは実際に日本で生活をして教育を受けたご自身の経験からも実感していただけると思います。

それでは、学力格差を無くすためにフィンランドが実践している超先進的な教育の仕組みを見ていきましょう。

 

フィンランドの学校のすごい仕組み

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フィンランドの教育のここがすごい

①授業日数が少ない

フィンランドの学校の年間授業日数は約190日です。内訳は、土日祝休み年間約100日強、夏休み約60日、冬休み約2週間、残りが授業日数になっています。これはOECD加盟国(34か国)の中で最も少なく、日本と比べると40日ほど少ないことになります。

 

②夏休みがすごく長い

先に述べたようにフィンランドは夏休みがすごく長く約60日(2カ月間)もあります。期間は6月中旬から8月中旬までの2カ月間となっています。しかも、夏休み期間中は日本のように宿題や課題が大量に出されるようなこともなく、子供たちは思う存分自分がしたいことをすることができます。

 

③校則がゆるい

教育の質が高いのならさぞかし校則も厳しいのでは?と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。フィンランドでは「学校は勉強しに来るところ」という考えが浸透しているため、服装自由、髪色自由、スマホ持ち込みOK、ピアスもOKとなっています。

まさに日本と真逆で、日本では服装、髪型、髪色は統一されていて、スマホ持ち込みもNG、ピアスももちろんNG、スカートの長さまで厳しくチェックされるなど縛りだらけです。

もちろんフィンランドでも過剰な服装などをしてきた場合は先生からの厳しい注意がされますが、節度を守りさえすれば個人の好きなようにすることができます。

④塾がない

意外かもしれませんが、フィンランドでは塾がなければ塾に相当するようなものもありません。つまり、先生と生徒のような関係で教育を学ぶ場所は学校しかないということです。

また、フィンランドでは部活動や課外授業がありません。代わりにフィンランドには図書館がたくさんあり、生徒は図書館で読書をすることが多いです。そのため、フィンランドの子供たちの読書量は世界1位です。一人あたりの図書館の数も日本のなんと7倍で、『読書を趣味』とする生徒の割合は世界で最も高く、生徒の41%が『読書を趣味』と考えているという調査結果もあります。

 

⑤授業料が無料

フィンランドでは小学校、中学校、高校、大学または専門学校までの授業料は全て国が負担してくれるため無料になっています。そのため子供達は家庭の事情などは関係なく、全員が教育を受けることができます

また、1クラスの人数を20人前後と少人数制で授業を行うことで、一人ひとりに多くの時間を割くことができるようにすることで、授業についてこれない生徒がでない仕組みになっています。そのため、学校内でも他学校との間にも学力の差が少なく、国内全体で一定の学力を保つことができる仕組みを作り上げています。

日本の学校は、人工の多い地域では一クラス約40人いることと比べるとフィンランドとは倍の差ができていることになります。これだけ数が多いと一人ひとりの面倒を見ることができずに次第に落ちこぼれが出てきてしまいます。

 

⑥講師の質が高い

フィンランドは、修士号を取得した人のみが教師の職業に就くことができます。また、教師の給料も日本とは比較にならないくらい良く(一説によると小学校の教師の給料は日本の大学教授並)、そのため、フィンランドでは優秀な人材のほとんどが教師という職業についています。子供達からの教師への憧れも強く、なりたい職業ナンバー1の職業とされています。

給料が良いならさぞかし長時間労働を強いられているんだろうなと思われるかもしれませんがそんなことはありません。教師の平時の勤務時間は8時出勤の15時退勤が一般的で、先にも述べたように部活動や課題授業がないため授業が終わればすぐに帰ることができます。日本のように教師が雑用などの面倒な仕事をすることもありません。

 

⑦英語が話せる

フィンランドは母国語のフィンランド語があり、英語が母国語ではないのですがほとんどの人が英語を当たり前のように話すことができます。

英語ネイティブと遜色がないほど達者な人が多いのはあくまでもフィンランドの高校生以上の人たちですが、小学生でもある程度自分が伝えたいことは伝えられるほどの英語力を身につけています。

 

⑧IT先進国

フィンランドの学校では、ipadを使って授業を行う機会も多いです。カーリナ市では、去年度(2014年度)から中学3年生全員にipadを無償配布するという政策を試験的に始めました。

また、2016年度からは小学生のプログラミングの授業が必修化されます。日本では2020年から小学生のプログラミングの授業が必修化されることになっていますが、ここでもフィンランドとの差が生まれています。

 

まとめ

以上がフィンランドの教育が常にトップレベルである理由と言えます。

これまで見てきたように高い水準を保つために勉強詰めの日々というわけではなく、フィンランドの教育は短い時間で効率的に知識を吸収できる仕組みが出来上がっていることがわかっていただけたのではないかと思います。

日本の教育は生徒も教師も勉強・仕事に費やしている時間が長く、かつフィンランドのような教育先進国に比べて教育水準が低いという状況に陥ってしまっています。

これから日本の教育がフィンランドのような国のレベルにまで追いつくためにはまず教師の待遇を改善(給料アップ、雑務は他の人に任せて授業だけに集中できるような環境を整えるなど)をし、国民皆が高いレベルに到達できるように学校教育無償化、少人数制の導入で一人ひとりを徹底サポート、受け身ではなく、能動的に授業を受けられるような仕組みの構築などをする必要があると思います。

 

3行に要約すると

  1. 教師の待遇を最大限まで良くし、質の高いを受けられるようにする
  2. 教育料の無料化、少人数制の実施などによる教育格差の最小化により皆が高い教育レベルに到達できるようにする。
  3. 塾などがなくても本を読むなどの習慣を身につけさせ、自発的に学ぶ姿勢が身に付くことで夏休みを長くしたり、校則をゆるくしたりしても高いレベルを維持することができる。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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