わかりやすい経済の仕組み

economic-structure

エド博士
モーリーくんは経済がどのように成り立っているかわかるかね?
モーリー
お金を使って物やサービスを買うことで成り立っていると思います!
エド博士
さよう、お金を使うことは経済の根本をなす要素じゃ。
エド博士
それじゃあ、世の中の景気が良くなったり、悪くなったりする理由はわかるかのう?
モーリー
それは・・・ちょっとわかりません・・・。
エド博士
うむ。それじゃあ、今回は経済がどのような仕組みで回っているのかについてわかりやすく解説しようかの。
エド博士
その前に、「そもそも経済って何?」って思った者は、まず初めにこちらの記事からみておくれよ。
エド博士
では、始めるかのう。
モーリー
よろしくお願いします!
<目次>
1.経済の仕組み
1-1 取引

1-2 買い手と売り手、貸し手と借り手

2.景気が良くなったり、悪くなったりする理由

2-1 インフレとは?

2-2 デフレとは?

3.まとめ

 

1.経済の仕組み

economic-structure
economic structure

エド博士
順を追ってわかりやすく説明するからしっかりとついてきておくれよ。

1-1 取引

transaction

先ほどモーリーくんが経済は「お金を使って物やサービスを買うことで成り立っている」と言いました。これはその通りで、この「お金」と「物・サービス」を交換することを取引と言います。例えば、あなたがコンビニでジュースを買い、現金で支払いを済ませた。これももちろん取引です。私たちはこの取引を毎日毎日膨大な回数行っています。先ほど、「お金」と「物・サービス」を交換することを取引と言いましたが、厳密には「お金」ではなくても「クレジット」を提供することでも取引を行うことができます。例えば、コンビニでジュースを買い、クレジットカードで支払いを済ませた。これももちろん取引です。みなさんはクレジットの取引を無意識に行いがちですが、これはコンビニ側から言えば、「このお客さんはクレジット会社から信用されているんだな、じゃあ取引を行っても大丈夫だな」ということで取引が成立しています。つまり、「信用」と「物・サービス」の交換も取引ということです。

こういった些細な取引がいたる所で行われていて、その取引が積み重なって経済は回っているのです。

1-2 買い手と売り手、貸し手と借り手

Buyer and seller,Lander and borrower

先ほどのコンビニの例にあるような取引は、買い手(あなた)と売り手(コンビニ)の関係です。これとは別に「貸し手」と「借り手」の関係になるような取引もあります。例えば、あなたが消費者金融でお金を借りた。これは、消費者金融(貸し手)があなた(借り手)にお金を貸すという取引を行っています。これは言ってみれば、将来支払うべきお金を先に支払っているということになります。

実は経済にとって、この貸し手と借り手の取引がとても重要になってきます。

 

 消費者金融の利子率が高い理由
消費者金融を利用したことがある方はご存知かと思われますが、消費者金融の利率はすごく高いです。消費者金融からお金を借りると、だいたい3%~18%の金利がかかります。これはなぜかというと、通常、銀行からお金を借りようとすると厳しい審査があります。対して消費者金融はできるだけ多くの人にお金を借りてほしいので審査がゆるいです。このため、多くの人が消費者金融からお金を借りることができるのですが、その分、少数ですが不誠実な人もいます。借りたお金を返さずに逃げる人がいるのです。消費者金融側はそういったリスクを備えているため、利率を高く設定することによって損失分を補っています。つまり、大多数の誠実な人たちが少数の不誠実な人たちの分を支払っているのです。もし消費者金融からお金を借りる場合はこのことを念頭においた上で判断すべきでしょう。

2.景気が良くなったり、悪くなったりする理由

Reasons why the economy  improves,reasons for getting worse

経済は取引の積み重ねによって動いています。ではなぜ、景気が良くなったり、あるいは悪くなったりするのでしょうか?

今度はその理由について見ていきます。

2-1 インフレ

inflation

インフレとは、正式には「インフレーション(inflation」と言います。物・サービスの価格が継続的に上昇すること意味します。

では、インフレが起こる原因を見ていきましょう。

まず、企業は事業を拡大するために銀行などからお金を借りてきます。企業は借りてきたお金を使って設備などに投資を行います。投資した結果、売上が拡大します。売上が増えるとさらにお金が借りやすくなります。企業はまたお金を借りてきて、さらに投資を増やします。そうするとまた売上が拡大します。このことにより、事業に勢いが出てきます。すると儲かったお金を従業員に還元しますから、従業員の収入が増えます。収入が上がれば、人は支出を増やしますから物・サービスがよく売れるようになります。物・サービスがよく売れるので企業はさらに儲かります。さらに物・サービスの価格は需要と供給によって決まりますから、価格は上昇します。人は収入が増えれば、高くても良い物を欲しがるのです。高くても物・サービスが飛ぶように売れるので、企業はさらに儲かり、また従業員に還元し収入が上がるので、高くてもどんどんどんどん物・サービスが売れるという好循環になるのです。

これがインフレです。

2-2 デフレ

deflation

デフレとは、正式には「デフレーション(deflation)」と言います。物・サービスの価格が継続的に下落すること言います。ちなみに今の日本はデフレと言われていますが、実際はデフレとは言いません。なぜなら、デフレ(インフレも)は継続的な物価の下落(上昇)のことを言いますから、今の日本は物価は低いままですが、価格は下げ止まっているのでデフレとは言わないのです。「継続的な」というのがポイントです。

では、デフレが起こる原因を見ていきましょう。

先ほど、インフレの章で好循環に入る過程を見ていきました。企業が資金を調達することから好循環になっていったわけですが、いずれは売上の増加も落ち着いていき、やがて、借りたお金(以下、債務)を返す時がやってきます。また、物価の行き過ぎた上昇を避けるため、中央銀行は利子を上げようとします。すると企業は投資を控え、債務の返済にあたります。お金の循環が悪くなり、全体の支出も落ちるので物・サービスが売れなくなります。先ほど物・サービスの価格は需要と供給によって決まると言いましたから、物価が下がります。物価が下がるということは企業の売上も下がりますから、従業員の収入も下がります。従業員の収入が下がると、さらに消費も抑えられます。消費が抑えられると、企業の売上が下がり、さらに・・・

という風に、この繰り返しにより、継続的に物価が下がっていくことをデフレと言います。

3.まとめ

Summary

エド博士
いかがじゃったかな?経済が回る仕組みについておおざっぱに理解していただけたんじゃないかのう?
エド博士
このことからわかるのは、良い状態が一生続くということはないのじゃ。いずれは不景気なときも来る。一喜一憂せずにその時代にあった対策を取ることが重要じゃよ。
エド博士
モーリーくん、今回もしっかり復習しておくんじゃよ。
モーリー
エド博士、ありがとうございました!
モーリー
では、今回のポイントをまとめておきますね。

今回のポイント

  1. 取引の積み重ねで経済は動いている
  2. 貸し手と借り手の関係が実は重要
  3. インフレとは物価の継続的な上昇のことを言う
  4. デフレとは物価の継続的な下落のことを言う

 

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